間接光の柔らかさ

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本日も長崎へ。

夕食後酔い醒ましも兼ねて市街地をぶらり。

歩いていると印象的な表情の建物を発見。

昼間に何度も見ていた建物でしたが、夜には全く別の表情を醸し出していました。

軒天を照らし出した照明が水平・垂直のフレームで区切られ、影と光の連続により柔らかな印象もたらしています。

照明の手法ひとつでこんなにも印象が変わるとは。

新たな発見があった夜でした。

 

福岡銀行本店

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今は亡き黒川紀章氏が手掛けた福岡銀行本店へ。

高層ビルが立ち並ぶ天神地区の一角に、大屋根の軒下は開放性とともに落ち着きを与えてくれる心地良い空間でした。

本日は初めて地下にある音楽ホールでコンサートを鑑賞しました。

ホール内は木ブロックが波打つ壁に施工されており、木の温かさ、壁・天井・木ブロックが生み出す陰影にとても感動しました。

 

透かしレンガスクリーン

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長崎で現在施工中の物件のファサードにテラコッタレンガを透かし積みにて施工しています。

写真は、駐車場からエントランスへ抜けるアプローチ部分を写したものです。

影の入り方が弱いため少し分かりづらいですが、右側の白く塗装された壁へ透かしレンガの陰影が移りこみ、印象的な空間となっています。

影は季節・時間によって表情を変えるため、多様な空間体験を生みます。

今後も影を利用した空間を模索していきたい。

九州場所

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初の大相撲観戦!

力士の迫力と会場の雰囲気に感動しました。

1.3m四方の升席。4枚の紫色の座布団が置かれています。

最大4人まで升席に座れますが、2人で利用が多く見られました。

足を伸ばしながらの観戦。すごく寛げそうです。

会場で一番驚いたのは、土俵上の切妻屋根が吊られて浮かんでいるということ。

TVで何度も見ていたはずなのに、吊られ浮かんでいるいることに初めて気付きました。

地面より盛られた正方形の土俵の四隅と上部に浮かぶ吊り屋根の四隅の房によって土俵の神聖さがより際立っていました。

一続きの空間に土俵の内と外では、空気が異なる。

そんな空間を今後実現したいと想いながら観戦していました。